先に
子どものことを
アレコレと書いたせいか
楽しすぎる思い出とともに
辛すぎる記憶も
蘇ってきまして、、、
あー、私
あん時、、、
よく死ななかったなあ、
というのが
正直なところの
振り返りです。
子育て、て
言葉でいうと簡単だけど
本当に本当に
想像を絶するしんどさもあります。
何が一番しんどいって
他人の命を預かる
という
プレッシャーです。
子どもって
特に
赤ちゃんのうちは
簡単に死にます。
特別、虐待なんかしなくても
おっぱいあげなきゃ死ぬし
抱っこしてんの落としちゃったら
簡単に死にます。
大人なら
自分でコンビニ弁当買えばいいし
具合悪けりゃ
自分で救急車呼べばいい
高いところから落ちても
よほどでなければ
骨折ぐらいでしょう。
寝ても覚めても
1人でどこかに遊びに行ってても
心は休まらないのです。
保護責任とでもいうのかな
他人の命を任されているのだ!
という時期は
結構大変でした。
24時間
心も身体もフル稼動
お金も無ければ
先も見えない
そんな地獄のような日々
もと旦那さんが
働かなくなって
暴力ふるい出した頃でした。
忘れられない言葉があります。
頑張れよ!
です、笑
尊敬するミュージシャンの先輩から
電話をもらい
普通に音楽の話してたはずなのに
私が突然
泣き出してしまったんですね
もう、やだ!
もう、辛い!
て、、、
でも本当は
子育てが辛いのではなく
子育ては
辛いの千倍ぐらい
喜びと楽しみがあるから
本当の辛いとは
種類が違うのです。
ただ、
他の問題で
もうどうしようもないものが
のしかかった時
健全な私なら
対応できただろうに
24時間体制で
フル稼動している私には
まともな思考を持ち合わせる術もなく
もう、何がなんだか、、、
軽くパニック状態でした。
え、、
何が辛いの?
わかんない、、
どうしたいの?
わかんない、、
大丈夫?
大丈夫じゃない!
ていう不毛な会話。
その時にね
無理しないで
とか
少し休んで
とか
言われなかったのです。
これは他の方には
当てはまらないと思うので
かける言葉の選択て
難しい部分ではあるのだけれど
先輩の愛に
救われました。
こんな私に
頑張れよ!
と言ってくれた。
もう頑張れない状態の私に
頑張れよ!
て、言うほうが
辛かったかもしれないのに
それでも言ってくれた。
音楽の話をしてたのも
関係あるのかもしれないけど
おまえ、ハープ吹けよ!
て、いわれました。
けいこちゃんは
ハープなんだからさあ
吹けよ!
頑張れよ!
今、何をどうしろって
いうんですか!?
私、無理です
生きていくのが精一杯
てゆうか、もう
生きていたくない!
それでも吹くんだよ!
時間ないもん!
時間なんて無いんだよ!
暇つぶしの音楽か?
違う!
と、、、
変なとこで
妙なプライド
信念だけは
誰にも負けないから
そこで
違う!
と言ってしまうわけです。
私は趣味で
暇つぶしで音楽やってんじゃない!
この道をずっと歩きたい!
成長したい!
おまえ、今、
観客、泣いてるぞ!
今、感動のシーンなんだよ!
へ?
なんですか、、それ、、
けいこちゃんはさあ
すっごい頑張ってんだよ
知ってるよ
けいこちゃんはさあ
『けいこ劇場』ていう
一本の映画を生きる大女優なわけ!
はあ、、、
けいこちゃんさあ
最初っから最後まで
ハッピーな映画
面白い?
いや、
特別、見たいとは
思いませんね、。
だろ?
今さあ
けいこ劇場
すっごい、いい場面なわけ
主人公が必死で
頑張ってんの!
自分が悪いわけじゃないのに
けなげにさあ
必死にさあ
優しさ忘れずさあ
逃げないでさあ
必死に頑張ってるわけ!
そこまで言われた時
私は電話口で
号泣していました。
涙とともに押し寄せる
嗚咽が自分で恥ずかしい
映画ってさあ
どんな映画でも
起承転結があるんだよ
ずっと起だったり
それすら無くて
ずっと平坦だと
つまんないだろ?
おまえ、おしんのドラマ
どこで泣いたか
思い出せ!
今さあ
観客は感動して
泣いてんの!
主人公がさ
必死に生きる姿見て
自分重ねて
応援して
泣いてんの!
けいこちゃんはさあ
大女優なんだよ?
ここで映画終わらしたら
つまんねー映画だぞ?
けいこ劇場の感動のフィナーレまで
まだまだ時間あんだよ!
頑張れよ!
思うように生きなきゃ
愛を持って生きなきゃ
まわりを幸せにしなきゃ
けいこちゃんは
誰かの映画の脇役でいいの?
助演女優賞でいいわけ?
やだ!
咄嗟に
口をついて出た自分の言葉に
驚きました。
そして
気がつきました。
自分が辛いと感じる理由
それは
自分で決めてないからだ
人生は選択の連続
私は自分で決めたい
誰かのせいじゃない
全ては自分で決めるんだ
それが主人公の条件なんだ
私は
私の人生の
主人公として
生きていくんだ
生まれて初めて味わう種類の
感覚でした。
私が30代の頃の話です。
タオルでは間に合わず
パジャマまで
涙と鼻水まみれにした
その電話の夜の
数ヶ月後
私は
ステージに立っていました。
ゆっくり
自分のペースでいいから
生きたいように
生きよう
自分以外のせいにして
自己憐憫しても
何も生まれない
第一
子ども達が見たい私の人生は
そんなんじゃないはずだ
不恰好で
みっともなくていい
それが私なんだから
時々でてくると
愛くるしくて和む役の子ども達
悪役のもと旦那
どんな時もサポートしてくれる
かけがえのない友人たち(助演女優賞多数)
役者は揃った!
そうだ
役者は揃ったんだ!
あとは私だ
主人公はどんなキャラなのかな、、、
一生懸命生きるひと
潔く生きるひと
必死なんだけど
時々不幸に見舞われて
頑張ってんだけど
なかなか上手くいかなくて
でも
しぶとく諦めなくて
能天気で
いっつも笑ってるような
私、そんな主人公になりたいな
世界が幸せであるように
自分の力量、無視して
本気でそんなこと
願ってるような
多分、、
そんなんが
いいな、、、
号泣電話から
数ヶ月後の
ステージの楽屋で
搾乳しながら
そんなことを
思いました。
人生は
自由だよ?
みんな、元気かい?
(*^▽^*)
keiko
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