福島県南相馬市小高区。

明日はついに

5年ぶりに

実家の二階で

眠るんだ。

長い時間待ち望んだ
実家に帰れる喜びと
ご近所さんの家は取り壊され
ご近所さんがいなくなって
ポツンとそこだけになって暮らす両親の気持ち
その現実を見る私


野馬追を感じただけで
血が騒ぐ

町はどんなだろう
相馬盆唄を
私はまた
歌うのだろう

真っ青な空を見上げ
私は清々しく笑うのだろう

浜風を浴びて
磯くせー!
て、また文句を言うのだろう

星降る夜に包まれ
泣くのかもしれない

野馬追の法螺貝は
いつも何かをスタートさせる

いたいたしくも怖気付く私を
誰かが笑い飛ばしてくれるのだろう

さあ

帰ろう。

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keiko