毎日ケイコ、10日。

ひよこも、
海ガメの赤ちゃんも、
偉いと思います。

人間だけです。
自分の殻を
自分で破れないのは。

どうして人間だけ?
と思えば

多分、目に見えないからだと
思います。

もう一つ

ひよこも海ガメも
殻を破って外に出ないと
それは死活問題だけど
人間は
一生殻の中でも生きていけるから。

でもそれは、
ただ、死なないだけであって

いうなれば

ぬるま湯のカエルと
同じ話のようにも思います。

誰しも
人生を振り返ってみれば

あー、あの時
あの必死こいて
自分を変えていった時が
殻を破った瞬間だったのかな、、

なんて場面が
1度や、2度
あるのではないかと、思います。

私はあります。

殻を破った、と
ずっと思っていました。

でも、それは
ある意味、正解だけど
ある意味、間違った解釈。

自分で殻を破ろうにも
本当は
破れるまでに
ヒビを入れてくれた人が
必ずいたのです。

生卵をまな板の角に
コンコンて、打ち付けて

その後
フライパンの上で割るように。

必ず
コンコンしてくれた人が
いたはずなのです。

私は自分で
自分の殻に閉じこもっている
なんて自覚は

全くありませんでした。

でも?
だから?

コンコン、コンコン、
私の殻をハンマーで打ち続けて
砕いてくれた人は

どんな思いで
してくれたのかな?

コンコンされている最中は
ただただ、うっとおしいだけです。

おまえに何がわかる?!
私に関わるな!
バカが!

それぐらいのもんです。

でも時間が経って

どんな思いで
コンコン、コンコン、やり続けてくれたんだろ、、、

自分勝手な
精一杯の想像力で
それを思うとき

おまえ、幸せになれよ!
おまえ、羽ばたけよ!

そんな声が
聞こえてくるのです。

幸せになれよ!
いじけてんなよ!
もっともっと、幸せになれよ!

その声を聞きながら
涙がポタポタこぼれるのです。

そんなことをしたら
私に嫌われるのは承知の上で
自己保身の気持ちなど
かけらもない

一番言われたくない
一番認めたくない私を
真っ向から
見せつけようとする姿を思い出し

涙がポタポタこぼれるのです。


うっとおしい!
関わるな!
とまで思った相手に
感謝なんてしたくない
ありがとうなんて
言いたくない

だから

あいつ、、、
変わったよな?

あいつ、
変わったよ、

風の噂が
どうか、、

あなたまで届きますように

私から
大嫌いなあなたへの

精一杯の礼儀です。

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