私はあきらめてはいない。

2015/6/6.
福島県南相馬市小高区
ロッコクソング
無事終了いたしました。

ご来場してくださった皆様
関係者の皆様
出演者の皆様

御礼申し上げます。
心から
ありがとうございました。


書き記しておきたい気持ちが
山のようにあり

あり過ぎるんだけど
全く無いような

一夜明けて不思議な感覚に
捕らわれています。

毎回
どんなステージでも
自分が立つ以上
課題というか目標というか
他がダメでも
これだけはやりきる!
みたいなテーマを持って臨んでいますが

なんて書くと偉そうだな、笑

能動的に自ら
臨むというよりは

ある意味、受動的
必ず
そんな場面が訪れる
と言ったほうが感情に近いかな。

イベントの趣旨や
バンドの総意とも
また違ったところでの
勝手な自分の思い。

勿論
自分と言えども
イベントの趣旨
バンドの総意
に内在されるものです。

今回のロッコクソングは
まだ人の住んでいない町
小高での開催ということ

本当に沢山のことを考える機会を
いただいた、、、
てゆうか
考えざるを得ない状況が
私の中にありました。

まず楽しくいきたい

地元の仲間たちは
本当に元気で
楽しく
遊び心満載で取り組み
そこに一切の陰りはない

それそのものの生活が
そこにはあります。

でもそれは
ただただ楽しけりゃ
それでいいのさハッピー!
みたいなもんではなく

それぞれの個人個人
抱える事情、抱える思いに
裏打ちされた元気であり
笑顔なのです。

自分の気持ちを確認する上で
自分なりに
そこに集ってくれるだろう人の
集えなくとも
気持ちを飛ばす人の

内面を想像しました。

勝手な想像のはずなのに
沢山の色んな声が
聞こえてきました。

南相馬市に音楽フェスを!!
という思いだけで始まった
ロッコクソング

ですが震災以降は
あきらかに

より多感な
より深い意味が
共存するイベントに向かいつつあるように
感じています。

勝手に想像し
聞こえてきた声の
根っこの根っこを
探っていくと

ある共通する思いが
浮かびました。

繋げること
繋がること
楽しく生きること
忘れないこと
人を思うこと

本気でやること
やりきること
揉めること
ぶつかること
仲直りすること
悲しむこと
涙を流すこと

笑うこと
歌うこと
騒ぐこと

声を出すこと

それがこの時代に生きた
私達の

私達の生きた証になること

3.11
東日本大震災は
今後、教科書に載り続け
歴史の一部になることでしょう。

戦争を知らない子ども達のように

いつか
震災を知らない子ども達の
世界がきたとき

この日のロッコクソングは
どんなふうに解釈されるのだろう

私達の生き方が
全てのメッセージになる

おそらく
それは

自覚があっても無くても
結果として
そうなるような気がしています。

撤去された富岡駅が
新しく建設され

迂回してもいい
双葉や大熊
浪江駅も通って

いつか必ず
常磐線は開通し

私は

スーパーひたちに乗って
小高駅に降り立ち

また

数年前の
あの日のように
スーパーひたちを降りた瞬間

磯くせぇー!!


独り言ちるのだ。

私の願いが叶わなければ
私の子どもか
もしかしたら
これから生まれてくれるかもしれない
孫が
必ず

きっと必ず叶えてくれる

ステージから私は
たった一つだけ

私は何一つ
あきらめてはいないよ!


歌いたかった

会場にいる全ての人たちは
余すところなく
受けとめ
返してくれた

私はもしかしたら

これがやりたくて
小高に生まれたのかもしれないなあ

会場にいらした全ての皆様に
心からありがとう

一緒にステージに立ってくれた
バンドメンバーに
本気でありがとう

すぐあきらめて
やっぱやーめた!
が大得意な私の首ねっこ捕まえて

逃がさないよ!
けーこは
やるんだよ!



ずーっと言い続けてくれている

岩﨑のり子への
最大限のリスペクトと共に

ありがとう
ロッコクソング!

また
会いましょう!!

空が綺麗だった











  
 
  

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