現実。

続き。

私の前に颯爽と現れてくれた彼。

全てにすがりたいぐらいの気持ちでいた私には、まるで王子さまに見えました。
いや、マジで。

ですが、
その業界と現実をよく知る
王子様から聞く内容は、

ファンタジーが全て吹き飛ぶ内容でした。

そんなに大変なのか、、、
そんなに色々あんのか、、、
そんなにお金かかるのか、、、。

でも、

他は置いといて
費用に関して言えば
それは実にまっとうなものでした。

考えてみればそうだよね。
権利関係に強い弁護士と
権利関係に詳しい通訳
同時に2人雇うようなものだものね。

しかもそれは
普通、ミリオンセラーとかのアーティストが直面する問題だから予算も組める
でも、私レベルでは、、

ミリオンセラーアーティストなら
軽くペイできる金額も

私の初回プレス枚数から計算すると
万が一、完売しても
とうていペイできるものでは
ありませんでした。

当たり前だよね。
枚数に限らず
売上に限らず
やること、やる労力は同じなんだから。

噛み砕いて、
私レベルで理解できるように
仕組みや今後の予想展開を話してくれる彼

それに伴う費用

希望と現実はかけ離れ
その日は
アドバイスをいただき
ありがとうございます
という形で、お別れしました。

アドバイスをいただくことだって
本当は彼にとっては対価が発生することなのに。

自分の甘えが本当に情けなく
でも、まだ現実として予算はなく

私にもっとたくさんの
お金があったらなあ、、、

彼に申し訳ない気持ちと
いいようのない感謝と

この頃は、

寝言で、
契約!!
と叫んだ自分の声で
目が覚めたりしてました。
(実話)

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keiko