雨に濡れた。

レコーディングから
CD発売への流れを

ここのところずっと書いていたら

 
久しぶりに自分のことを

書きたくなりました。

 
以前はそれが日常だったけれど

自分の為の自分を書こうと思ったのは

 
本当に久しぶりです。

 
心境の変化なのかな。

正直に近づいたのかな。

 
夕方

雨に濡れました。

 
傘もないし

もうすぐ家だったから

 
そのまま歩きました。

 
その雨の匂いが

土の匂いがしたんだ。

 
小高を思い出しました。

 
私の実家は

福島県南相馬市小高区です。

原発20キロ圏内の為

まだ両親は借り上げ住宅にいます。

 
三年ちょっと

 
もう、三年ちょっとも

実家で眠っていません。

 
三年たって

あらためて

気持ちのあちこちに蓋をしてきた自分に気づくことが増えました。

 
三年たって

私は元気です。

 
地元もいろんな動きがあり

希望も見えています。

 
でも、

 
雨が土の匂いがしただけで

胸がぎゅーっと

苦しくなって

 
小高に帰りたいよ


 
涙がこぼれました。

 
茶の間で両親とお茶を飲みたい

 
三年前から私の願いは

それだけだった

 
なんで叶わないんだろう

なんで叶わないんだろう

 
こんなに頑張ってるのに

なんで叶わないんだろう

 
震災があったからこその出会いも

沢山あった

 
沢山の仲間や

希望に出会えた

 
私は欲張りなんだろうか

 
私より悲しいひとがいる

地元の仲間たちが

必死に頑張っている

 
でもそれを

 
私が泣かない理由にしなくてもいい

 
やっと

 
そう思えました。

 
何かあったわけでもないのに

涙がポロポロ、ポロポロ、

 
自分に

悲しむことを

許してあげれました。

 
泣いたら

少しスッキリして

 
少しずつ

元気がでました。

 
前を向いて歩こう

 
土くさい雨に濡れて歩く道は

 
新しい仲間がいる

東京の道なのだ。

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keiko