大きな空

空を見上げた。



大きな空だった。




大きな空の下に
大きな建物があった。



小さな人間が
自分より大きな建物を
つくるんだ。



蟻が象をつくるようなものだ。

象に蟻が踏み潰されても
誰も気づかない。



大きな建物が崩れて
人間が下敷きになったら


誰かが助け出すんだろう。




技術があるから?
知識という武器があるから?
言葉があるから?
知恵があるから?



それが出来るってのは


すごいことなんだろうなあ。





でも、それができる
人間たちの世界も



大きな空から見れば


気づかないような世界で。



その小さな世界で
大きなことと思うから

大変なことになっちゃうわけで。




蟻と象の大きさの違いは
あくまで人間の主観。



宇宙から見れば
大きさの違いなんて
無いに等しい。




そんな小さな世界で
考えたり悩んだりを
脱出するには



宇宙の視点を持つことかもしれない。







それがなかなか

出来ないから



私は、足掻くんだろうなあ。




人間て、


人でいる間の時間を
指すのかもしれないね。





神様って
悩み無さそうだもんね。


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keiko